あなたは誰ですか?

くまたろう

2008年12月28日 21:37

こんばんは。

くまたろうです。

忘年会もピークに達している方もいるでしょう。
飲みすぎには注意です。

しかし、私の知っている方でお酒を飲みながら末期ガンを克服した人もいます。

なんと、ガンを別な人格にみたてて「ガンちゃん、いい子だね」と話しかけていたら、ガンを克服してしまったとか。

すごいっす!

さて今日の質問は「あなたは誰ですか?」という質問。

自分は何をする人なの?どんな信念、価値観がありますか?

これをNLPではニューロ・ロジカルレベルといっています。

このニューロ・ロジカルレベルは5つの段階から出来ています。

1)環境のレベル:どこ? いつ?

 人は環境によって変わります。職場が変われば、人はその環境に合わせて変化していきます。
 もしくは、会社と家庭では環境も違うので人は変化します。

例「おれは一流会社の社員だぜ!」

2)行動のレベル:何?

 行動は人が行うことです。
 行動は他のレベルにも密接に結びついています。

例「おれは1億円の契約を取ったぜ!」

3)能力のレベル:どのように?

 能力は、反射的で習慣的な行動です。このレベルは思考的な能力と肉体的な能力があります。自分にはどんな能力があるでしょうか?

例「わたしは10年の営業経験があります」

4)信念・価値観のレベル:なぜ?

 人の行動の根本になっているものです。信念は、自分の行動に意味を付けます。また、価値観はなぜ自分がやるのかということです。
 それは、健康、幸せ、豊かさ、愛であったりします。

例「自分はお客様によい商品、サービスを提供したい」

5)自己認識のレベル:だれ?

 自己認識とはアイデンティティであり、自己の存在感覚です。
 人生の使命を定義する中心的信念であり価値観です。
 つまり、あなたは何者であるのかというといことです。

例「わたしはチームを導くマネージャーです」

このニューロ・ロジカルレベルの各レベルは相互に作用しています。

例えば、職場の環境が変われば、その人の行動も変わるということです。

一番の変化は、自己認識のレベルの変化です。

自分は何者であるのか?その答えによって行動や能力、信念、価値観も変化していくのです。

中国の史記の中に李斯という人の話が出てきます。

李斯は若い頃、楚の国の下級役人でありました。

ある日、厠のネズミは痩せていることに気づきました。

しかし、米倉のネズミはまるまる太っているのをみて、

「人間はその才能よりも、どのように存在するかで一生が決まるのだ」

と悟り、一念発起して荀子の下で学問を修めたのでした。

その後、始皇帝に使え出世したのでした。

このように人は自己認識に左右されるのです。

実はこのニューロ・ロジカルレベルが統一されていないと、自分が欲しないちぐはぐな行動を取ってしまうことがあります。

例えば、昔に親から

あなたはダメな子ね!」と言われると、

自分の自己認識はダメで何もできないヤツ」になるのです。

職場でもそうです。

例えば上司に、

オメー、ほんと使えないな!

上司にそう言われると、しかられたヒトは自己認識が「使えないヤツ」になるのです。

このニューロ・ロジカルレベルをしっかりと意識しないと「ほめ方」「しかり方」を間違えてしまう可能性が高いです。

ちなみにわたしの自己認識は「くま」です。(笑)

最近、また「りらっくまに似てるよね~」と言われてしまいました。

たぶん、「くま」から脱却はできないでしょう。

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